2010年 10月 15日
スーパー・マイクロ・タスカン「ランコーレ」 限定入荷 |
スーパー・マイクロ・タスカンランコーレ
が入荷しましたのでご案内申し上げます。
今、世界で最も偉大な栽培家と言っても過言ではない
アンドレア・パオレッティが
年間たった5000本のみ瓶詰めを行なう稀少なワイン
ランコーレです。 ワインの名前はRancore(ランコーレ)=怨み。
そしてエチケットの中心にムンクの代表作[叫び]が
あしらわれた強烈なインパクトにも目を奪われます。
ANDREA PAOLETTI(アンドレア・パオレッティ) かつてアンティノリの栽培を全て任され
その後は世界中をコンサルタントとして飛び回る
栽培・醸造コンサルタントがアンドレア・パオレッティです。
弊社が扱う人気のピノ・ネロフォルトゥーニや
モレッリーノ・ディ・スカンサーノの新たなスターロッカペスタも
彼のコンサルタントによって生み出されています。
特にサンジョヴェーゼに関する見識が非常に高く
キャンティ・クラッシコから少し離れたエリアで
フィレンツェ教皇庁が所有するキャンティの畑もコンサルタント。
そして同時にフィレンツェ教皇庁が所有する畑の一部を借りて
100%自分の哲学を投影して作った年産5000本のワインがランコーレです。
アンドレア・パオレッティには
カリフォルニアのプレミアム・ワイン『ルビコン』で知られる
映画監督ランシスコ・コッポラからの依頼をあっさりと断った。
という面白いエピソードがあります。
このエピソードはパオレッティの人柄を良く現わしており
キャパシティ以上の仕事を受けると仕事の質が下がる。
というのが理由だそうです。
それはアンドレア・パオレッティが手掛ける畑から見受けられる
細部にまでこだわった作業を見れば納得がいきます。
ダニエル・トマセスがイタリアの代表的経済紙「Il Sole-24 Ore紙」の
ウェブ・サイトにてランコーレを以下のように紹介しております。 掲載文章抜粋[タイトル-パオレッティの5000本]
イタリアで一番腕の良い醸造・栽培家の一人のアンドレア・パオレッティ。
80年代の後半にフィレンツェ大学を卒業した若いパオレッティは
シャトー・ラフィット・ロートシルトなどで研修を経て
30歳になる前にはアンティノリの全栽培責任者になった。
1995年より現在至るまでフリーでイタリア、トルコ、グルジア、モンテネグロ
ハンガリー、欧米等の様々な国でコンサルタントとして活躍している。
ナパヴァレーでワインを造っている映画監督のフランシスコ・コッポラも
パオレッティを採用したかったが断られたと言う。
パオレッティには輝かしい経歴があるが
彼自身はコンサルタントの仕事だけでは満足していないようだ。
恐らくコンサルタントとしてでは100%自分の哲学を
ワインに表現できないから自分自身のワインが必要だと感じたのだろう。
パオレッティはフィレンツェの南に自分で植えた葡萄からランコーレを産み出した。
サンジョヴェーゼに関する知識に世界で最も長けているのは
パオレッティかもしれない。年産はたったの5000本。
皆さんはモダンなテクノロジーとテロワールに対する
パオレッティの情熱の融合を感じる事ができるだろう。
ワイナート53号掲載記事より 10月発売のワイナートに「ピノ・ネロに挑むふたりの栽培家」
というタイトルでアンドレア・パオレッティが掲載されました。
掲載文章の中ではランコーレに5%ブレンドされている
ピノ・ネロについて語られております。
[掲載文章抜粋]
パオレッティさんご自身のワイン、ランコーレは、トスカーナでは
珍しいピノ・ネロが5%入ったセパージュのワインですが
何か特別な意図があるのですか?
1980年代、アンティノーリで最初に研究したのがピノでね。
その分思い入れも大きく、加えたかった。
ピノに由来する独特の熟したプラムの香りをもった
個性的なワインになったんだけど、果実味にあふれた
ソフトで甘美なワインにしたい。
余談ですがパオレッティと一緒にインタビューを受けている
ダニエル・シュスターは弊社のモレッリーノ・ディ・スカンサーノ
ロッカペスタのアドバイスを行う一人です。
今「最高のコンサルタント」と呼ばれる栽培家の畑仕事
アンドレア・パオレッティが何故『最高の栽培コンサルタント』と
呼ばれるかというと、畑仕事の量や指示の細かさなどが
今までにない程、丁寧かつ的確なことが挙げられます。
どれだけ細かい作業を行ったかという一例をあげると
たとえばサンジョヴェーゼの仕立て方法。 葡萄の樹は等間隔に植えられ、ワイヤーに結わえ付ける前年の梢の
湾曲させる角度も全て同じに揃えます。
更に芽がすべて等間隔に揃うように芽かきを行います。
しかも等間隔にするのは1本の梢だけでなく
ワイヤーに結わえ付けられた全ての梢の芽が等間隔になるようにします。
更に、各新梢につける房は2〜3房、1房に対して8枚の葉を残します。
この手間の掛る作業は各房の成熟度合いの均一化を目指すのが目的です。
もちろんこれは一般的なサンジョヴェーゼのクローンでの一例なので
グロッソならばグロッソなり、カベルネならカベルネなりの
芽の間隔や葉と房の適正なバランスがあります。
これだけ質の高い仕事を隅から隅まで行っていれば
受けられるコンサルタントの数に限りがあるのも頷けます。
強烈なインパクトのエチケット、そしてワイン名 サンジョヴェーゼを扱う世界No.1のワインメーカーとも称される
アンドレア・パオレッティが、年間たった5000本のみしか作らない
というだけでもそれなりのインパクトがある事に加えて
エチケットのデザイン、そしてワインの名前も強烈なインパクトがあります。
エチケットの中央にはノルウェー出身のエドヴァルド・ムンクの代表作「叫び」が
そしてワイン名のRANCORE(ランコーレ)とは怨みです。 『何故このデザイン。そして名前?』
という事を確認しましたが
『自分で考えてみな』とでも言わんばかりに、簡単には答えてはくれませんでした。
ワインの味わいはラベルや名前とは裏腹に
『さすがイタリアで一番の栽培・醸造家』と頷けるワインに仕上がっております。
「丁寧に栽培され、葡萄のポテンシャルに合わせた絶妙な樽使い」
サンジョヴェーゼの魅力が思う存分に楽しめる
名前やラベルのイメージからは程遠い、幸せな気分にさせてくれます。
ここからは仮説です。
なぜ『叫び』であり『恨み』なのか。
それは過剰な抽出や強い樽香を好む一部の生産者への
メッセージではないでしょうか?
葡萄やテロワールの個性を発揮してもらえず
世に送り出されたサンジョヴェーゼの恨みであり
本来の魅力を発揮できなかった
サンジョヴェーゼの叫びなのではないでしょうか?
是非皆様が実際に手に取って頂き
ワインに隠した生産者の真のメッセージを見つけて頂ければ幸いです。
以下は参考ですが『叫び』を描いた時のムンクの日記です。
もしかしたらパオレッティがワインに込めた
真のメッセージに近づくヒントになるかもしれません。
[エドヴァルド・ムンクの日記より]私は二人の友人と、歩道を歩いていた。
太陽は沈みかかっていた。
突然、空が血の赤色に変わった。
私は立ち止まり、酷い疲れを感じて、柵に寄り掛かった。
それは炎の舌と血とが、青黒いフィヨルドと町並みに被さるようであった。
友人は歩き続けたが、私はそこに立ち尽くしたまま不安に震え戦いていた。
そして私は、自然を貫く果てしない叫びを聞いた。
限定品6本の入荷
ワイン名欧文:RANCORE 2005
ワイン名和文:ランコーレ
生産者名欧文:ANDREA PAOLETTI
生産者名和文:アンドレア・パオレッティ
生産地:イタリア トスカーナ
原産地呼称:I.G.T. TOSCANA ROSSO
葡萄品種:サンジョヴェーゼ80% メルロー15% ピノ・ネロ5%
畑の標高:200〜250m
収穫:手作業で完熟して房のみを選別しながらの収穫
醗酵:前後の醸しを併せて20〜28日間30℃の定温にて
熟成:フレンチオークの1年使用トノー(300l)にて14ヶ月熟成後、瓶熟18ヶ月
[生産者からのコメント]
夏は暑かったものの9月上旬に降った恵みの雨のお陰で畑の温度が下がり
葡萄は過熟せずにすみました。全体的に良いヴィンテージです。
その後2006、2007、2008、2009年が特に素晴らしいので
評論家たちは2005年を注目せず「谷間のヴィンテージ」となっているようですが
私は2005年のワインはクオリティーが非常に高いと思っています。
希望小売価格:6,000円
当店販売価格:4,950円/税込み
ご購入はこちらから
が入荷しましたのでご案内申し上げます。
今、世界で最も偉大な栽培家と言っても過言ではない
アンドレア・パオレッティが
年間たった5000本のみ瓶詰めを行なう稀少なワイン
ランコーレです。
そしてエチケットの中心にムンクの代表作[叫び]が
あしらわれた強烈なインパクトにも目を奪われます。
ANDREA PAOLETTI(アンドレア・パオレッティ)
その後は世界中をコンサルタントとして飛び回る
栽培・醸造コンサルタントがアンドレア・パオレッティです。
弊社が扱う人気のピノ・ネロフォルトゥーニや
モレッリーノ・ディ・スカンサーノの新たなスターロッカペスタも
彼のコンサルタントによって生み出されています。
特にサンジョヴェーゼに関する見識が非常に高く
キャンティ・クラッシコから少し離れたエリアで
フィレンツェ教皇庁が所有するキャンティの畑もコンサルタント。
そして同時にフィレンツェ教皇庁が所有する畑の一部を借りて
100%自分の哲学を投影して作った年産5000本のワインがランコーレです。
アンドレア・パオレッティには
カリフォルニアのプレミアム・ワイン『ルビコン』で知られる
映画監督ランシスコ・コッポラからの依頼をあっさりと断った。
という面白いエピソードがあります。
このエピソードはパオレッティの人柄を良く現わしており
キャパシティ以上の仕事を受けると仕事の質が下がる。
というのが理由だそうです。
それはアンドレア・パオレッティが手掛ける畑から見受けられる
細部にまでこだわった作業を見れば納得がいきます。
ダニエル・トマセスがイタリアの代表的経済紙「Il Sole-24 Ore紙」の
ウェブ・サイトにてランコーレを以下のように紹介しております。
イタリアで一番腕の良い醸造・栽培家の一人のアンドレア・パオレッティ。
80年代の後半にフィレンツェ大学を卒業した若いパオレッティは
シャトー・ラフィット・ロートシルトなどで研修を経て
30歳になる前にはアンティノリの全栽培責任者になった。
1995年より現在至るまでフリーでイタリア、トルコ、グルジア、モンテネグロ
ハンガリー、欧米等の様々な国でコンサルタントとして活躍している。
ナパヴァレーでワインを造っている映画監督のフランシスコ・コッポラも
パオレッティを採用したかったが断られたと言う。
パオレッティには輝かしい経歴があるが
彼自身はコンサルタントの仕事だけでは満足していないようだ。
恐らくコンサルタントとしてでは100%自分の哲学を
ワインに表現できないから自分自身のワインが必要だと感じたのだろう。
パオレッティはフィレンツェの南に自分で植えた葡萄からランコーレを産み出した。
サンジョヴェーゼに関する知識に世界で最も長けているのは
パオレッティかもしれない。年産はたったの5000本。
皆さんはモダンなテクノロジーとテロワールに対する
パオレッティの情熱の融合を感じる事ができるだろう。
ワイナート53号掲載記事より
というタイトルでアンドレア・パオレッティが掲載されました。
掲載文章の中ではランコーレに5%ブレンドされている
ピノ・ネロについて語られております。
[掲載文章抜粋]
パオレッティさんご自身のワイン、ランコーレは、トスカーナでは
珍しいピノ・ネロが5%入ったセパージュのワインですが
何か特別な意図があるのですか?
1980年代、アンティノーリで最初に研究したのがピノでね。
その分思い入れも大きく、加えたかった。
ピノに由来する独特の熟したプラムの香りをもった
個性的なワインになったんだけど、果実味にあふれた
ソフトで甘美なワインにしたい。
ダニエル・シュスターは弊社のモレッリーノ・ディ・スカンサーノ
ロッカペスタのアドバイスを行う一人です。
今「最高のコンサルタント」と呼ばれる栽培家の畑仕事
アンドレア・パオレッティが何故『最高の栽培コンサルタント』と
呼ばれるかというと、畑仕事の量や指示の細かさなどが
今までにない程、丁寧かつ的確なことが挙げられます。
どれだけ細かい作業を行ったかという一例をあげると
たとえばサンジョヴェーゼの仕立て方法。
湾曲させる角度も全て同じに揃えます。
更に芽がすべて等間隔に揃うように芽かきを行います。
しかも等間隔にするのは1本の梢だけでなく
ワイヤーに結わえ付けられた全ての梢の芽が等間隔になるようにします。
更に、各新梢につける房は2〜3房、1房に対して8枚の葉を残します。
この手間の掛る作業は各房の成熟度合いの均一化を目指すのが目的です。
もちろんこれは一般的なサンジョヴェーゼのクローンでの一例なので
グロッソならばグロッソなり、カベルネならカベルネなりの
芽の間隔や葉と房の適正なバランスがあります。
これだけ質の高い仕事を隅から隅まで行っていれば
受けられるコンサルタントの数に限りがあるのも頷けます。
強烈なインパクトのエチケット、そしてワイン名
アンドレア・パオレッティが、年間たった5000本のみしか作らない
というだけでもそれなりのインパクトがある事に加えて
エチケットのデザイン、そしてワインの名前も強烈なインパクトがあります。
エチケットの中央にはノルウェー出身のエドヴァルド・ムンクの代表作「叫び」が
そしてワイン名のRANCORE(ランコーレ)とは怨みです。
という事を確認しましたが
『自分で考えてみな』とでも言わんばかりに、簡単には答えてはくれませんでした。
ワインの味わいはラベルや名前とは裏腹に
『さすがイタリアで一番の栽培・醸造家』と頷けるワインに仕上がっております。
「丁寧に栽培され、葡萄のポテンシャルに合わせた絶妙な樽使い」
サンジョヴェーゼの魅力が思う存分に楽しめる
名前やラベルのイメージからは程遠い、幸せな気分にさせてくれます。
ここからは仮説です。
なぜ『叫び』であり『恨み』なのか。
それは過剰な抽出や強い樽香を好む一部の生産者への
メッセージではないでしょうか?
葡萄やテロワールの個性を発揮してもらえず
世に送り出されたサンジョヴェーゼの恨みであり
本来の魅力を発揮できなかった
サンジョヴェーゼの叫びなのではないでしょうか?
是非皆様が実際に手に取って頂き
ワインに隠した生産者の真のメッセージを見つけて頂ければ幸いです。
以下は参考ですが『叫び』を描いた時のムンクの日記です。
もしかしたらパオレッティがワインに込めた
真のメッセージに近づくヒントになるかもしれません。
[エドヴァルド・ムンクの日記より]私は二人の友人と、歩道を歩いていた。
太陽は沈みかかっていた。
突然、空が血の赤色に変わった。
私は立ち止まり、酷い疲れを感じて、柵に寄り掛かった。
それは炎の舌と血とが、青黒いフィヨルドと町並みに被さるようであった。
友人は歩き続けたが、私はそこに立ち尽くしたまま不安に震え戦いていた。
そして私は、自然を貫く果てしない叫びを聞いた。
限定品6本の入荷
ワイン名欧文:RANCORE 2005
ワイン名和文:ランコーレ
生産者名和文:アンドレア・パオレッティ
生産地:イタリア トスカーナ
原産地呼称:I.G.T. TOSCANA ROSSO
葡萄品種:サンジョヴェーゼ80% メルロー15% ピノ・ネロ5%
畑の標高:200〜250m
収穫:手作業で完熟して房のみを選別しながらの収穫
醗酵:前後の醸しを併せて20〜28日間30℃の定温にて
熟成:フレンチオークの1年使用トノー(300l)にて14ヶ月熟成後、瓶熟18ヶ月
[生産者からのコメント]
夏は暑かったものの9月上旬に降った恵みの雨のお陰で畑の温度が下がり
葡萄は過熟せずにすみました。全体的に良いヴィンテージです。
その後2006、2007、2008、2009年が特に素晴らしいので
評論家たちは2005年を注目せず「谷間のヴィンテージ」となっているようですが
私は2005年のワインはクオリティーが非常に高いと思っています。
希望小売価格:6,000円
当店販売価格:4,950円/税込み
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by sakashocom
| 2010-10-15 18:33
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